歯並びと顔つき(昭和のこども)

私の所属している矯正の研究会では、歯列不正を単に「顎が小さくなった」だけとはとらえずに、上顎の前方成長不足と、それに伴う垂直成長の増加ととらえ、前方成長不足は顎だけにとどまらず、気道を狭め、垂直成長により、顔が長くなり、姿勢も悪くなっていくと考えています。

そういった目で診ると、最近の子供たちは、姿勢の悪い子が多く、ほとんどが顎の成長方向に問題があると考えられます。

そこで、子供たちの成長を顎顔面、気道の正しい成長方向に向けてあげる努力をしながら矯正をしているようにしています。

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先日、街でこんなポスターを見ました。

「写真家が捉えた昭和のこどもたち」という、八王子市夢美術館で行われている企画展のポスターで、この写真は、土門拳先生の作品です。

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このポスターを見て、今の子供たちとのあまりの顔つきの違いに、思わず写真を撮ってしまいました。

子供たちの笑顔がとても素晴らしいのはもちろんですが、とても良好な顎顔面の成長をしており、歯列不正はもとより、姿勢、呼吸器疾患、アレルギーの問題などもきっと少ないだろうな、と思える素晴らしい顔つきをしている子が多いですね。

坂戸市若葉駅近くの増野歯科医院では、歯並びを歯列だけの問題ととらえず、顎、顔面、呼吸器、姿勢、免疫などとの関連も考えながら治療を行うようにしています。

歯並びの良くなった子供さんが、鼻もつまりにくくなり、口が開いていたのが、しっかり口を閉じて表情が良くなってくるのは、よく経験します。

お子さんの事で心配されていたり、気になっている方は、いつでもご相談ください。