コラム

虫歯の進行速度はどれくらいなの?

坂戸市若葉駅徒歩7分の歯医者【増野歯科医院】です。 虫歯の進行速度についてご紹介いたします。 虫歯の進行を止めたり、遅らせる為に何をしたらいいのか、合わせて解説していきます。

虫歯の進行速度

虫歯の進行段階痛み進行速度
C0(エナメル質)なし遅め~普通
C1(エナメル質)なし普通
C2(象牙質)たまに痛む早い
C3(神経)かなり痛む早い
C4(歯根)なし早い

これらに加え、歯磨きや歯のケアを怠っている方は虫歯の進行速度がさらに増していきます。

虫歯の進行速度が速くなる原因

歯磨きがしっかりと出来ていない

虫歯は虫歯菌への感染により引き起こされる病気です。虫歯菌はほとんどの方の口内にいる細菌ですが、歯磨きの回数が少ない場合や 適切ではないブラッシングをしていると、虫歯菌が繁殖しやすく、進行が加速されてしまいます。  

糖質を摂り過ぎている

虫歯菌は糖質を餌として繁殖していきます。なので、糖質を摂取するほど虫歯菌が繁殖し歯の表面を溶かしてしまいます。  

酸性の食べ物を摂取しすぎている

歯は酸に弱く、酸性の強い食べ物や飲み物を長期に渡り摂取し続けると歯のエナメル質が溶け、その下にある象牙質が露出して、放置した場合に 知覚過敏や、歯が薄くなり破折してしまう可能性があります。   また唾液の量が少ない場合に、口腔内が乾燥し、むし歯の進行に影響していきます。 また、奥歯は特に虫歯になりやすく、進行も早い傾向があります。噛み合わせや、歯と歯の間などは注意しましょう。   他にも睡眠不足や、ストレスなどによっても、虫歯の進行速度を早める原因になります。  

虫歯の進行は、歯磨きで防げる?

虫歯の初期段階(CO)であれば、歯磨きによって進行を防げる可能性はあります。 歯の表面が黒ずんでいたり、歯に穴が開いている、熱いものや冷たいもので歯がしみる方(C1以上の虫歯)に関しては歯科治療が必要となります。  

正しい歯磨きの仕方

歯ブラシに歯磨き粉をたくさんつけて磨くと、早い段階で口の中が清涼感を感じ、充分にブラッシングできないまま、磨いたつもりになってしまいがちです。 今は、フッ素入りの歯磨き粉など、ドラッグストアなどで簡単に手に入れる事が出来ますが、充分にブラッシングできていなければ、それもあまり効果的ではありません。 歯垢を除去する為の磨き方をご紹介します。

ダブルブラッシング

まずは歯ブラシに歯磨き粉をつけずに、隅々まで磨き残しのないようにして磨きましょう。 前歯の裏側や、奥歯の後ろ側は特に汚れがたまりやすいので、意識して丁寧に磨きましょう。 一度、歯磨き粉を付けず充分に磨いたら、もう一度フッ素入りの歯磨き粉をたっぷりつけて隅々まで磨きます。 このようにして、ダブルブラッシングをすることで、歯垢の落とし残しを防ぎ、歯磨き粉の効果も最大限活かすことが出来るので、おすすめです。  

フロス

他にも、歯と歯の間には、フロスや歯間ブラシがおすすめです。歯間ブラシなどは、サイズ展開が幅広いので、隙間に入れた際抵抗なく動かせるものを選びましょう。  

食事のバランスを整えましょう

歯に関係の深い栄養素には、タンパク質、カルシウム、ビタミンがあります。 妊娠7週目に歯の原基が出来ると言われていますが、タンパク質には、歯の土台をつくる基になります。 カルシウムやリンは石灰化に必要で、妊娠5ヶ月頃になると、原基にカルシウムが沈着して歯が堅くなり始めます。 また、ビタミン類では、ビタミンAではエナメル質の形成に、Cは象牙質の土台をつくり、Dではカルシウムの代謝や石灰化の調整に必要となります。 これらの栄養が不足してしまうと、歯は十分な硬さを保つことが出来ず、虫歯になりやすくなります。 全ての栄養素をバランスよく摂取することが、より良い歯を作る基本です。 一般歯科(虫歯治療)の診療ページはこちら

まとめ

このように、虫歯の進行速度は、様々な要因によって変わります。 進行自体が止まるという事は基本的にありませんので、早めに歯医者へ行く事が大切です。 出来る限り虫歯にならないように、セルフケアや食事の見直し、虫歯になってしまった場合でも、 早期治療が出来るように、定期検診に行く事をおすすめいたします。 坂戸市で虫歯にお悩みの方はお気軽に増野歯科医院までご相談ください。

投稿者: 増野歯科医院

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